よくある質問



Q1:どうせ買うのなら高価なものにすれば、きっと聴こえも良いでしょ?

A:補聴器の価格帯は、タイプや性能によって様々ですが高価格のものを選べば必ず聞こえが良くなるという訳ではありません。一人一人の使用目的に合った機能を選ぶことが大切です。きめ細かく音の調整のできるものや強力に雑音を抑制する機種は高価になるといえます。まずはお店で相談してみることから始めましょう。

 

 


Q2:友人が30万で作ったというけれど、そんなに高いの?

A:補聴器の価格はピンからキリまで。高価格帯になればそれだけ性能も優れているというのが基本的な補聴器の価格分けとなります。しかしすべての方が高額で高性能の機種を必要とする訳ではありません。一人一人の生活環境や必要に応じてタイプを選んでゆくことが大切です

 

 


Q3:補聴器を使うとかえって聴こえが下がってしまわないでしょうか?

A:補聴器の音に慣れて聞こえている状態というのはとても楽です。便利に快適に使えるようになると、今度は外したときに以前よりも聞こえづらくなったと感じられることがあります。しかし聞こえに合わせて調整されたものを正しく使用していれば耳を悪くすることはありません。


Q4:補聴器はいつから付けるものですか?

A 本人が聞こえに不自由を感じた時が、もちろん装用のタイミングといえます。しかし意外と聴力の低下は自分では気付きにくいものです。例えば身近な人があなたに対して大声で話しかけているら聞こえているのかも知れません。もし、テレビの音が大きいと言われたことがあれば、調べてみましょう。補聴器は早期装用がベストです。


Q5:補聴器は何年くらい使えるの?故障なんてするの?

A:製造メーカーの添付文書には補聴器の使用期間は5年と記されておりますが、使い方や管理方法によって大きく個人差が出ます。一般的に耳穴タイプは耳垢などの汚れ詰まり、耳掛タイプは汗など、外側からの湿気の混入による故障が多いと言われます。お店での定期的なクリーニングサービスをお勧めいたします。


Q6:家族が補聴器を着けたのですが,何か注意することはありますか?

A:補聴器を着けている人を過剰に特別扱いする必要はありませんが、普通の人と同じようになっていると配慮をしないのもよくありません。会話はキャッチボールのように相手があってこそ成り立つものなのです。補聴器を着けた人が上手く聞き取れる様になるにはまわりの協力も欠かせません。そのための注意点は、

1、静かな環境で聴く

2、近付いて話す

3、ゆっくりはっきり話す

4、言い直しや言い換えをす

5、話始めには相手に注意を喚起する

6、大切なことはメモする 

初めて補聴器を使われる方とっては、聞こえてくる音や操作なども含め、補聴器は馴染むまでにある程度の時間が必要です。 周りのご家族もすぐに結果を求めずに見守ってあげましょう。時には面倒がって使うのを止めてしまうこともあるかも知れませんが, 励まして一緒に進んでください。


Q7:買った後はどうしたらよいの?音の調整は自分でできるの?

A:補聴器の調整器には様々なタイプがあります。主にボリュームコントロールやプログラム(調整を補聴器に保存し必要に応じて呼び出して使う)といったものや、リモコンなどを使って同様のことが、手元でも可能になります。しかし音の微調整は購入したお店でしっかり面倒見てもらうもの。少しずつ聞こえの状態に合わせて調節してゆきます。特に長い間使うことをガマンしていた方は、音の刺激は強すぎにならないような注意が必要です。調整の回数は、少なく済めばそれは良いのですが、使用方法の確認などもあるため実際は何度かお店に足を運んでいただくことになります。使い慣れてきた方は、効果の確認、定期クリーニングなどをします。補聴器は購入しておわりなのではなく、それからがスタートということになります。

 


Q8:補聴器と集音気は同じじゃないの?

A:医療機器である補聴器とそれに該当しない集音気では、本質的に目的が異なります。

耳の聞こえや使用目的は様々であるように補聴器は装用者一人一人の聴力やライフスタイル、その他などを考慮して調整しながらお使いいただくことが必要となります。補聴器は、基本的には通販などではなく対面販売で購入するものです。

 


Q9:補聴器をつけてピーピーいうのは仕方がないの?

A:その煩わしい音はハウリングといって補聴器のスピーカーから出た音が再度補聴器のマイクに入って繰り返し増幅されることが原因で起こります。耳栓のサイズやオーダーメイドの型が合わなくなったり、または耳の中に詰まった耳垢が原因であったり、物を噛んだり、頭を動かしたり、帽子のつばに音が跳ね返ってなることもあり、その原因は様々です。正しい状態で着けていれば本来は鳴らないものですが、もしなっているようでしたらお店で調べて見てもらいましょう。また自分ではピーピー音にきづくことが出来ない場合もあるため、周りの方が声をかけてあげるとよいでしょう。


Q10:購入したお店が遠くて、買ってそのままになってしまったのですがどうしたらよいですか?

A:まずはご近所の販売店、もしくは製造メーカーに相談してみましょう。対応してくれるお近くのお店を紹介してくれるはずです。基本的に補聴器を着けてからの音の調整やケアなどは大抵購入したお店で行われますが、様々な事情により遠くて通えない場合もあるようですので、できればお店選びの段階から通える範囲で探してみることお勧めします。取扱メーカーやサービスの内容もそれぞれのお店で様々なので確認してみるとよいでしょう。その後も販売店との関係は続きますので、はじめにいろいろ相談してみるのがよいでしょう。補聴器は家電品のように買ってきてそのまま使うものではありません。購入後がスタートです。