既製品の耳栓で満足していますか?

 オリジナルのオーダー耳栓(イヤープラグ)の受注を大山店で開始しました。

近年では難聴の原因として考えられているのは、強大音などに曝された蓄積時間と考えられています。

強大音と言っても特別大きい音ではなく、一般的に70dB以上の音をなるべく聞かない方が良いと考えられています。

70dBと言うと、地下鉄などの社内や駅構内・交通量の多い幹線道路ではゆうに超え・・・

一般的な家庭内でも注意されているのはドライヤーの音も70dBをオーバーしてしまいます。

 

そんな背景を考えると日常生活でなるべく強大音から耳を守ることも考えないとなりません。

 

当店ではオーダーメイド補聴器の実績から耳型にこだわった耳栓の作製を始めました。

耳型部分の作製を依頼するメーカーも実績のある補聴器メーカーを選択していますのでより良い装着感が期待できます。

130dB SPL     : ジャンボジェット機の離発着時の音を近くで聞いた場合

125dB SPL     : 雷が目の前に落ちた場合の音

115dB SPL     : ライブハウスなどで音楽を聞いた場合

100dB SPL     : ドライヤーを耳元に当てた場合

95dB SPL  :   オートバイの排気音

85dB SPL  : 乗用車の高速道路走行時の車内平均騒音レベル

80dB SPL  : オートバイ乗車時の高速道路走行時の風切音などのノイズ

※WHOなどで出している騒音に曝された時間による内耳損傷の危険性

ライブ会場 ・ スタジアムでのスポーツ観戦 ・ オートバイの運転 ・ 騒音下での仕事 ・ 睡眠時 ・ その他さまざまな場所で

WHOが定めた強大音に対する一週間での許容時間になります。

この時間を超えると難聴になるリスクは高まると考えられ、また一時的に聴力ダメージを受けた場合には48時間

遮音をして聴覚を休めることも有効と言われています。

例えば、ライブを見に行った翌日などは、耳栓をなるべく装用し耳を休めるといった方法も望ましいとされます。


当店ではより多くのかたの要望を叶えるため新たな機材を導入し、オーダー耳栓をよりお求めやすい価格から

作製し発売を行っています。

 

 

多くの補聴器メーカーが採用している3Dモデリングと

3Dプリンター(耳型形成用)を導入することで、より

形状や仕様の選択肢を広げ、材質も ハード ・ソフト(二種)・シリコンと選択し作製可能となります。

 



★ イヤプラグイージー ★

 数年オーダー耳栓の相談を受けている中で、要望が多かった穴無し(全閉)タイプを基本とした仕様で形状も

 ミニカナルと言われる外耳道(耳の穴)部分を塞ぐタイプに限定することで価格を少し抑えた商品です。

  クリアータイプ(ハード・ソフト) : ¥19.800(税込)

  カラータイプ (ハード・ソフト) : ¥22.000(税込)

  ※カラーの選択は上記 5色 が基本となります

   表面にはハンドグリップを配置していますので脱落防止のコードを着けることも可能

   (コードは付属しません)

 

 実際にイヤプラグイージーを装着した状態

 左画像は一般的に聞こえ(聴力)を測る方法として

 オージオメータで未装着時と装着時で比較測定した

 状態です。

 

 測定結果はあくまで参考となるものですが、耳栓全般

 の特徴として高音域が大きく減衰します。

 

 基本的に全閉(密閉)の耳栓はSNR30~35が基本と

 なるので同様の結果内になります。

 

 ※グラフ上部の赤丸が右耳・青バツが左耳、未装着時

  グラフ下部の赤丸が右耳・青バツが左耳、装着時

 

  参考例

シリコンタイプ ショア40(5色)

 透明ピンク・透明赤色・透明青色・透明黄色

 不透明蛍光色

       ¥24.000 ~(税込)

 

 ショア40と言われるソフトタイプより柔らかい

 材質になります。

 耳の形状によっては少し入れにくい場合もあり

シリコンタイプ ショア60(5色)

 透明クリア・不透明赤・不透明青・不透明緑

 不透明ピンク

 

 ショア40より若干硬く通常のソフトよりは柔らかい

 感じで耳への装着もしやすい硬さ

 

 オプションでカラーをミックスしたマーブルも可能

 です


★フルオーダー★

      フルオーダータイプは形状や仕様は全て自由選択て希望の仕様で作製させていただきます

 ハードタイプ  : ¥19.800~(税込)  (カラー自由選択可)

 ソフトタイプ  : ¥22.000~(税込)  (クリアー込み基本6色・一部相談)

 シリコンタイプ : ¥28.000~(税込)  (カラーとショアは上記から選択)

 

 ※ハード・ソフトタイプは遮音フィルター仕様の場合脱着不可となるので、基本的にはフィルター仕様は

  シリコンタイプのみとしています。




上記は市販されている遮音ダンパーチップです。

通常のオリジナル仕様では右の大きさ直径6mmまでは使用可能です。

当店でも数社の市販されている遮音ダンパーチップを試しましたが、左の某有名メーカーなどの直径7mmの場合は作製時に相談いただければ使用可能な仕様でお造りすることも可能です。

ご自身で使用したい遮音ダンパーチップをご用意いただき使用したい場合は作製前にご相談ください。


 穴の加工も希望に合わせ作製しますので、より本格的な仕様をご希望の場合は別途市販の遮音フィルターを

 ご用意ください。

 ※耳型採取代金は当店で採取する場合は込みの料金となります

遮音効果の測定結果

 

実耳測定器と言われる鼓膜面上で

実際の音を測定した結果です

 

フィルターはEAR PEACE社製の

SNR20を使用

 

グラフ左数字が音量(dB SPL)

赤線  : 未装着時

黄緑線 : 装着時

各4本の線は、上から90・80・70

60dB SPLの音を出した状態


 注意

  遮音用耳栓で相談を受けていると多い要望が “聞こえなくしたい” と言うかたがいますが実際に耳を塞いで

  も音は聞こえます。

  耳栓はあくまで聞こえなくするものではなく、音を減衰(弱める)ものとなりますので完全な遮音をご希望

  される場合は難しい事をご理解ください。