近年使用者自身でも「少し補聴器のお手入れをしたい」と言うかたも増えているのと、保守と衛生管理面から補聴器を良い状態で使用する・・・
そんな背景から補聴器用のケアー製品が色々と発売されています。
基本的な補聴器のお手入れとしては拭き掃除。
近年の補聴器は防水・防塵等級を取得した器種も多くなっていますがやはり汗・皮脂・汚れが付着した状態で毎日使用していると感度が鈍ったり、故障の原因となります。
補聴器を外し乾燥ケースに保管する前に乾拭きを最低限するのことをおすすめします。
特に夏場は汗に対して意識が高まるので拭き掃除をされるかたも多いかと思われますが、夏場に限らず毎日行うのが良いかと思われます。
そして近年補聴器メーカー各社が発売を開始しているのが、補聴器用クリーニングシート。
基本的にはアルコールを主成分としたウウェットティッシュみたいな感じのシートになっています。
汗を多くかくかたや耳の中が湿気が多い・・・
そういった場合には特に耳栓部分は乾拭きでは汚れが落ちにくくなったり、臭いや痒みといった部分が気になるかたなどおすすめします。(画像はGN社のクリーニングシート)
(シグニア補聴器、GN、WIDEXの計3社があり)
それ以外にも耳掛型補聴器に使用するイヤモールド(耳栓)用の洗浄剤や噴霧して使用するクリーニングスプレーもあり。
夜間や長時間使用しない時に補聴器を保管する乾燥ケースも電気式が増えています。
これらの乾燥ケースの特徴としては紫外線(UV)による除菌ができるのが特徴と乾燥効率が良い点かと思われます。
電気式の乾燥機は、基本乾燥剤を使用しないで熱乾燥になるので乾燥剤の交換が不要で手軽に使用できます。
また近年充電式補聴器が増えているため、従来のシリカゲル式乾燥ケースでは夜間充電を行うため使用が難しく
その場合は充電を行いながら乾燥できる電気式の乾燥ケースを併用することをおすすめします。
ドライキャップ UV2
充電式の補聴器をお使いのかたにおすすめ。
補聴器は充電器に置いた状態で乾燥ができます。
但し、ご使用補聴器充電器の大きさによっては高さ
的に当たってしまう場合があるので注意が必要。
ドライキャップ UV3
本体形状デザインが変更された事でより多くの充電式
補聴器にも対応可能です。
またドライキャップ UV2と大きく変更された点としては、この乾燥機自体も充電式で使用可能となっています。
Phonak(フォナック)社
DーDry+(ディドライプラス)
電気式乾燥ケースとして二時間強作動。
電源作動中は熱乾燥+UV照射による除菌が可能です。
旧タイプより操作性は簡単になり、大きさもコンパクトとなっています。
作動時間は短くなりましたがUVライトの個数が増え除菌効果は高くなっているのか…
と思われます。
パーフェクトドライ ラックス
こちらは補聴器を保管と言うよりは乾燥機として短時間で効率よく乾燥させたいかた向け。
熱乾燥+急速ファン(風)+UV除菌と約30分で補聴器
を乾燥することが可能です。
汗を多くかくかたで一日に数回乾燥させて使用したいと考えているかたはオススメです。