ご購入までの流れ

 補聴器は通信販売やネットオークション、家電量販店など、様々な場所で売られています。しかし購入して耳につけるだけでは満足のいく効果は期待できません。購入前の様々な手続きと購入後のアフターフォローなどは特に重要です。また補聴器はクラスⅡの医療機器であり、基本的には対面で購入するものです。そしてご購入前には先ず耳鼻咽喉科の専門医や補聴器相談医に受診することも大切です。


1,カウンセリング

認定補聴器技能者が聞こえや補聴器に関するご相談にお答えします。事前に補聴器相談医に受診することをお奨めしています。

ご自身の聞こえの状況についてお伺いします。事前に耳鼻咽喉科の専門医、補聴器相談医に受診することをお奨めします。生活スタイルや活動について、補聴器購入とは関係ないと思われるようなことでも、以外と聞こえの問題と関連があるかも知れません。聞こえに関して気になっていることは些細なことでもご相談ください。


2,聴力測定〜ご説明

補聴器の適合を判断し調整する目的で、聴力と言葉の聴き取りテストを行います。

耳鼻咽喉科の聴力データをお持ちの方はご持参ください。お耳の聞こえや言葉の聞き取りテストなど、少なくとも3種類の測定を行います。(15〜17分程度)


3,補聴器選び〜フィッティング

聴力測定結果、ご希望やご予算を考慮いたします。

ご相談の内容やお客様のご使用の目的、ご要望、聴力データ、客観的な観点も織り交ぜながら、さまざまな状況を考慮して、お勧めの補聴器を選定、音調整をします。現在の主流はパソコンで音調整を行うデジタル補聴器です。補聴器で調べた耳の聴こえのデータに基づいてフィッティングを行うタイプや耳鳴り治療機能の搭載されたモデル※などもあります。

 

耳鳴り治療機能:耳鳴りについては耳鼻咽喉科の専門医の処方のもと行われます。


4,試聴〜補聴効果の確認~購入

実際にご自分の耳で聞こえを体験していたただきます。

お客様の聞こえにフィッティングされた補聴器を実際に聞いていただきます。何種類かの補聴器をお試しいただき形や操作性、音色のお好みなどを比較していただくこともできます。またご自身の実生活の中でお使いいただき、

付け心地、聞こえ具合などを確認していただく貸出試聴(有料)のサービスもご利用いただけます。

補聴器使用時の聞こえ具合等も測定し補聴効果の確認もいたします。


5,アフターケア

使い方のアドバイスや音の調整、メンテナンスなど総合的にサポートいたします。

補聴器を購入してからは保持のための定期メンテナンスが必要です。長期間安定してお使いいただくためには必要不可欠といえます。また 補聴効果のチェック、基本的な使い方の確認、保管方法はもちろんのこと、お客様の状況に合わせた微調整、メンテナンスなど、総合的なサポートをいたします。